2016年10月15日 関西学院第3フィールド
         


タイブレーク最後のプレー。ゴール右隅に走りこんだWRにQBから真っ直ぐボールが放たれた。
ゴール内で振り返りざまボールをしっかり抑えた彼は、誇らしげに高々と片手でボールを頭上に掲げた。

2016年10月15日 兵庫県大会の決勝は こうして幕を閉じました。
それは県大会43回目(県代表49回目、全国予選47回目)にして、初めて関西学院以外のチームが兵庫県一位となる
歴史的快挙であり、その栄光をセインツが達成した瞬間でした。
試合は、開始直後から何かが起こる予感を漂わせていました。 1Q セインツの最初の攻撃で、QB#11平尾君から
WR#1大村君にロングパス。そのままゴールに走りこんでTD。セインツが先制。しかし、キックがはずれ 6-0。
関西学院も反撃、1Qの終盤にTD。キックも決まり 6-7とリードを許します。
2Qは、一進一退の攻防で 両校無得点。前半を6-7で折り返します。
3Qは、関学の猛攻。パントブロックTDなどもあり、2TD・Kにより 6-21と 15点のビハインドで最終4Qを迎えます。
4Q中盤、相手46Yの地点から キャプテンRB#90鶴留君が中央突破。OL陣が道を開き、54Yを独走のTD。
キックも決まり、13-21。それでも まだ8点差。
しかし、あきらめないセインツは残り1分 ゴール前 7YからRB#43横山君が相手ディフェンスをかいくぐり、中央左にTD。
2点差に迫ります。
TFPは ギャンブル。中央を突くと見せ QB#18穴田君がボールを保持し、ゴール左に飛び込み 2点コンバージョン成功 21-21。
残り47秒で、ついに同点に追いつきます。 関西学院もその後ゴール前に迫り 2秒を残して FGのチャンスを作ります。
しかし セインツのラッシュのプレッシャーが強く、FG失敗。同点のまま タイブレークに突入します。
タイブレーク先攻を選択した関西学院は TD・Kを決め、しっかりと7点を取って21-28。後攻のセインツの攻撃に移ります。
セインツも3度の攻撃で、最後は WR#1大村君へのパスでTD。27-28。
ここでベンチがタイムを取り、選んだ攻撃は 2点コンバージョンギャンブル。失敗すれば負けの賭け。
でも、ベンチもスタンドもそのチャレンジを当然のこととして最後のプレーを待ちます・・・。
そして、・・・冒頭の#1大村君のプレーで感動の瞬間を迎えました。
この試合では点を取った選手だけでなく、オフェンスにもディフェンスにも素晴らしいプレーが書き切れないくらいありました。
特に反則が圧倒的に少なく、セインツらしい正々堂々とした戦いでした。
今回の勝利は選手・マネージャーはもとより、これまで築き挙げてこられたOSの諸先輩方、先生・コーチ・トレーナーの皆様、
いつも応援くださるチアリーディング部、そして、ご支援頂いているご家族の皆様 全員の勝利です。
本当にありがとうございます。そして、おめでとうございます。 まだ、全国大会が続きます。引き続き勝利をつなげて参りましょう。


     
   
   
     
     
       
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