兵庫県大会決勝、啓明学院vs関西学院が啓明学院グランドで行われました。今年、ホームグランドで最後の公式戦となるこの一戦、両校とも
関西大会出場は決めているものの、兵庫県1位を決める意地とプライドが激突。まずはSAINTSのキックで試合開始。
注目のファーストシリーズからSAINTS最強のディフェンス陣が見せてくれます。まずは関学のランを#3石本のプレッシャー、
#6金原のタックルで仕留めると、逆サイドのショートパスには#81尾割が素早く反応、2YDのロスゲインを奪います。すると3rdダウンで
関学がミススナップ。エンドゾーンまで転がったところに#4久門が鋭いプレッシャー!関学も何とか蹴りだすも、3rdダウン&パントとなり
攻守交代。敵陣17YDと好位置から攻撃権を得たオフェンスでしたが、エンドゾーン1YDまで押し込むも、関学の厚いディフェンスに阻まれ
TDを奪えずFGへ。ここは#9古河がしっかり決めて3-0とSAINTS先制。
第2Q、関学のPTを#82佃が痛恨のファンブル。詰めていた相手にボールを奪われ、そのまま右隅にTDを許し3-7と逆転されます。
オフェンスも厳しいラッシュにOL陣が崩され、ランプレイを封じ込められる苦しい展開に。しかし、ここはディフェンスが奮起。#44舛谷、
#5M田がゲインを許さないナイスプレイで流れを引き寄せると、オフェンスの攻撃がつながり始めます。#11平尾→#7塚崎へ23YDのパスが
決まると、#2福山のパントフェイクで見事にフレッシュ。今度は#82佃がショートパスを受けてからナイスランを見せて18YD前進。
#11平尾のQBスニーク、#21中作のランなどで敵陣15YDまで進むも、ここもTDを奪えずFGへ。
#9古河が決めて6-7と詰め寄ったところで前半終了。
第3Q、なかなかTDが取れないSAINTS、再びディフェンスがリズムを作ります。#44舛谷、#3石本、#5M田がナイスタックルで関学を
早々にPTに追い込むと、#4久門のPTブロックが炸裂!敵陣11YDから攻撃権を奪取します。するとオフェンスもこれに答え、#18穴田の
キープでエンドゾーン手前1YDまで前進。とどめは自慢の重量OL#55金城、#75小林、#54石田、#52牧野、#65牛尾がしっかり
ブロックしたところに、#22浜野が華麗なステップを切り待望のTD!12-7と逆転に成功します。攻めるSAINTS、
ここは2ポイントコンバージョンを選択します。#11平尾が落ち着いて右隅の#7塚崎にパスを通して2ポイントコンバージョン成功!
14-7とします。この試合、ここまで押し気味に進めるも、初めてのリードを奪い、#11平尾もハイタッチでオフェンス陣を迎えます。
第4Qに入ってからは一進一退の攻防が続きますが、残り4分から関学のパスをつないだ反撃に押し込まれます。自陣10YDまで前進を許すと、
最後はQBに走り込まれ試合終了直前に14-14の同点に追い付かれます。残り38秒、自陣48YDから#11平尾→#80三上へ20YDパスが決まり、
オフェンスが再逆転を狙いますが、残り1秒に#11平尾からエンドゾーン右隅の#7塚崎へ放たれたパスは、#7塚崎の手に一瞬収まるも
惜しくも失敗。両雄の決戦は2016秋兵庫県大会と同じく、延長タイブレイクに突入しました。
キャプテン#2福山のハドルで気合の入るSAINTS。タイブレイクは敵陣25YDからSAINTSの先行。ファーストプレイで#11平尾が激しい
プレッシャーを受けながらも、#45小西へ5YDのパスを通すと、#11平尾のQBスニークでフレッシュ、敵陣7YDへ前進します。
#21中作のランは止められ3YDロスとなるも、#18穴田が右サイドにキープし敵陣5YDまで押し返します。すると、再び#11平尾が
パスの構えからキープして右隅にTDラン!PATも決まり、まずは21-14とSAINTSが勝ち越します。
攻守が代わり、関学も意地の反撃に出ます。パスとランでジワリと前進、2ndダウンで自陣2YDまで迫ってきます。
ここでSAINTSディフェンスは#52牧野をDLに投入、万全の態勢で挑みます。関学の3rdダウン、RBがカットバックで右サイドに流れるも、
#81尾割が見事に反応しゲインを許しません。もちろん関学も4thダウンギャンブルで最後の攻撃。ディフェンス陣も全神経をこの1プレイに
集中させます。関学最後の攻撃は、QBがキープし中央突破を試みますが、#2福山が渾身のブロック!!!
関学にTDを許さず試合終了、21-14で見事に秋兵庫県大会優勝!関西大会1位通過を果たしました!
2017年秋兵庫県大会優秀選手に、副キャプテンとしてディフェンスの要を務めた#4久門が選ばれました。
創部初となる兵庫県大会
春・秋連覇を果たした我らがSAINTS!
春大会の優勝にも驕ることなく、夏の厳しい練習を耐え、チームが一丸となれたからこそ、今回の優勝を勝ち得たものと思います。
しかし、我々の目標はここではなく関西大会優勝!そして悲願の日本一!
引き続きチャレンジャーとして夢の実現へ向かって、頑張れSAINTS!!
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