2017春関西大会トーナメントの初戦が王子スタジアムで行われました。
初戦の相手は強豪立命館宇治高校を破り、京都1位通過を果たした同志社国際高校。SAINTSレシーブでキックオフ。ファーストドライブは
いつものSAINTSのリズムではないものの、QB#11平尾が自らボールをキープし2度で30YDを稼ぐナイスラン。
敵陣41YDからは#11平尾→#7塚崎、#80三上へのショートパスなどで敵陣9YDまで前進。TDは奪えなかったが#9古河のFGで3点を先制。
同志社の攻撃は、屈強なディフェンス陣が危なげなく抑えて1Q終了。
2Qに入り、同志社の巧みな攻撃に自陣30YDまで押し込まれるも、ディフェンス陣が#2福山のタックルなどでゲインを許さず得点を与えません。
攻守変わって自陣20YDからSAINTSの攻撃。多彩な攻撃でフレッシュを重ねた後、#82佃がショートパスを敵陣30YDまで持ち込むビッグゲイン!
その後も#22浜野のラン、#80三上へのパスなどで敵陣10YDへ。しかし、ギャンブルを選択した4th down 2は、わずかにファーストダウンに
届かず攻守交代。追加点が奪えません。オフェンスがリズムを掴めないときは、ディフェンスが踏ん張ります。#97長沼のロスタックルなどで
ゲインを許さず、相手のPTミスも重なり、敵陣24YDという好位置から再び攻撃権を得ます。するとすかさずオフェンス陣が本領発揮。
#11平尾→#7塚崎への10YDのショートパスが通り、#7塚崎がそのままディフェンダー2人をかわし左隅へ待望のTD! PATは外れましたが9-0
と点差を広げます。2Q終了直前、同志社のミドルパスなどで自陣40YDまで進まれ、PTからのフェイクを右隅にTDされたかと思われましたが、
これは相手の反則に救われます。その後はしっかりとディフェンス陣が抑え込み前半終了。
3Q早々、同志社RBに中央突破の23YDランを許すと、#2福山のパスカット、#97長沼のロスタックルなど好プレイがでるものの、同志社の
トリッキーな攻撃で自陣19YDまで押し込まれます。しかし、同志社の中央へのTDパスを#6金原がナイスカバーで阻止すると、#44舛谷の
QBサックでロスゲインを奪い、追い込まれた同志社の4th downギャンブルもディフェンス陣全員で見事に防ぎます。
4Qに入っても苦しい時間帯が続きます。同志社のランプレーを中心とした攻撃に徐々に前進を許し、自陣15YDから相手QBに左隅へ走り込まれ、
SAINTSのミスタックルもありTDを奪われ9-7とされます。しかし、これで今まで抑え込まれていたオフェンス陣に火がつきます。失点直後の
ドライブ、#11平尾→#99岡部への17YDパスを皮切りに、#7塚崎へのパス、#18穴田のQBスニーク、#21中作の23YDのビッグランなどで
リズムよく前進。最後は#45小西が相手ディフェンスを引き付けてる間に、再び#21中作がエンドゾーン右隅にゆっくりとTD!PATも#9古河が
しっかり決めて16-7と突き放します。残り1分03秒、同志社も最後の反撃を仕掛けてきます。相手QB、RBの大幅ゲインで自陣12YDまで
迫ってくると、2nd downで逆転を狙うオンサイドキックを念頭にFGを選択。しかし、無情にもFGは外れ試合終了。
SAINTSが16-9で見事に勝利しました。
次戦は関西大会準決勝、大阪2位の強豪高槻高校との試合がエキスポフラッシュフィールドで行われます。次戦まであまり時間はありませんが、
この試合でも見つかった課題を修正し、選手一丸となってまた一つ「優勝」への階段を上ってくれる事を期待しています。
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