2017年5月7日 啓明学院高等学校
決勝トーナメント 

啓明学院高等学校

仁川学院高等学校

 
VS 仁川学院高等学校 
         
 初夏を思わせる暑さの中、負けたら終わりの春・兵庫県大会決勝トーナメント初戦vs仁川学院戦が啓明学院グランドで行われました。
啓明レシーブでキックオフ。1Qのセカンドドライブ、敵陣45YDからオフェンス#28福田#45小西などのランで敵陣2YDまで進むも、TDを奪えず
FGへ。ここは#9古河がしっかり決めて3-0と先制。しかし、その後は互いに攻めきれない膠着状態が続き1Qが終了。
 2Qに入り、まずはディフェンスが見せてくれます。自陣38YDからの相手のミドルパスを#6金原がインターセプト。この一発でようやく
オフェンス陣もエンジンがかかります。ターンオーバー直後のファーストプレイ、自陣41YDから#11平尾が相手のタックルをかわしながら
#82佃に29YDのロングパスをヒット。#82佃がそのまま30YD走り抜き待望のTD。PATも決まり10-0。いつもなら、ここからテンポが
上がるSAINTSですが今日は何故か上がりません。相手RBに56YDのビッグランを許しTDを奪われ10-7とされます。SAINTSも負けじと、
4downインチを#45小西が確実にフレッシュ、#28福田の8YDラン、#22浜野の11YDランで、敵陣26YDまで攻めるも、あと一歩押し切れずFGへ。
#9古河の32YDのFGも惜しくも外れてしまいハーフタイムに。
 3Qに入ってもリズムに乗れないSAINTS。相手のランプレイに次々とフレッシュを許し、自陣10YD付近からFGを決められ10-10の同点とされ、
まさかの展開にスタンドの空気も極限まで重くなります。しかし、オフェンスが#11平尾→#7塚崎のパスを皮切りにリズムを掴み、#22浜野
が倒れたディフェンダーを飛び越える10YDラン、#45小西の4人を引きずる10YDランなどで、敵陣8YDまで押し込んだところで3Q終了。
 ここでキャプテン#2福山がハドルで気合一発。エンド変わった4Qのファーストプレイ、OL#52牧野#65牛尾#54石田#55金城#79青木
TE#99岡部がしっかりガードした隙間に#22浜野が走り込み、待ちに待った勝ち越しTDで17-10。
しかし、相手も必死に食い下がり、自陣11YDまで押し込まれ再びピンチに。残り4分30秒4down4でギャンブルを選択した相手のショートパス
に#2福山がナイスタックル。インコプリートとし相手の反撃を食い止めます。攻守変わってSAINTSオフェンスがフィールド中央付近まで
戻すも、その後ディフェンスの反則や相手のミドルパスで自陣39YDまで持ち込まれます。嫌な雰囲気が漂う残り39秒、
相手QBがファンブルしたところを#92原田がQBサック14YDロスとなるビッグプレイ。とどめは、相手の最後のロングパスを#2福山が
インターセプトしてタイムアップ。
 スタンドからは安堵の声が漏れるほどの接戦となりましたが、無事に関西大会出場権を獲得できました。次戦は兵庫県1位の座をかけて
ライバル関西学院と激突。2016年秋・兵庫県大会で先輩達が成し得たあの栄光を再び勝ち取ってくれると期待しています。