第17回関西中学アメリカンフットボール選手権
  
2019年6月16日  試合会場:エキスポフラッシュフィールド

トーナメント決勝  VS池田ワイルドボアーズ 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

啓明学院

0

0

0

13

13

池田WB

6

7

7

0

20

         

 春の公式戦の最後の試合は池田ワイルドボアーズ(以下ボアーズ)との決勝戦になりました。ワイルドボアーズとは春先

に一度練習試合を行なっており啓明は敗れています。子供たちは成長の成果をみせてくれるでしょうか?

第1Q 啓明のキックオフ。ボアーズの攻撃から始まります。バリエーションの多い隊形から多彩な攻撃を繰り広げ

最初の攻撃からボールが進みます。序盤から啓明ディフェンスはボアーズの攻撃をとめる事ができず、先制TDパスを奪われ

ます。(キック失敗の為6−0)気を取り直して、啓明オフェンスからゲームが再開されます。

啓明の第一プレーはランを選択しましたがここで痛恨のファンブル!➡そのまま攻守交代。ボアーズの攻撃にうつります。

啓明ディフェンス陣もがんばりますが、攻撃にボールを渡せず第1Q終了。

6−0のまま第2Qへ。この日のボアーズは正確なパスを決めて啓明陣31ヤードから始まった最初の攻撃を31ヤードの

パスを見事に決めてTD。キックも成功させ、啓明を突き放しにかかります。(13−0)

後半の奮起を期待して、前半を13−0で折り返します。

第3Qはボアーズのキックオフで開始。この日の啓明オフェンスは随所でミスも重ね、リズムに乗れません。

一方ボアーズのオフェンスは完成度も高くジリジリとボールを啓明陣地にすすめます。啓明ディフェンスも粘りをみせ、

随所で好プレーを見せるのですが、第3Q終了間際、ボアーズに再び得点を追加され20−0と引きはなされます。

ゲームは第4Qに突入し、ボアーズの一方的な展開になりそうな雰囲気が漂い始めます。そんな中で啓明ディフェンスは

相手攻撃のファンブルを誘い見事ターンオーバー。啓明オフェンスに最後の望みを託します。

第4Qラスト3分20秒程を残し、啓明オフェンスが始まります。ここまでボアーズディフェンスの厳しいプレッシャーに

あい波に乗れない啓明オフェンスでしたが、ディフェンス陣のがんばりに応え、懸命に敵陣にボールを進めます。

ゲーム終了迄残り1分を切りましたが見事TDパスを決め20−7(トライフォーポイントも成功)

ようやく一矢報いてこのまま試合終了とおもわれたその時でした。啓明キックオフではじまったボールはオンサイドキックも

成功。再び啓明オフェンスが始まります。啓明応援席は最後のチャンスに大盛り上がり。大きな期待と声援がグランドにいる

子供たちの背中を大きく押します。試合終了までラスト6秒、自陣40ヤード付近。ショットガン隊形からWRが懸命に

走り出します。QBから放たれたボールは大きな放物線を描きWRが見事キャッチ!そのまま相手ディフェンスも引き離し

見事タッチダウン!この時点でタイムアップとなり20−13で終了。最後はNFLもびっくりの60ヤードの超ロングパスを

オフェンスが見せてくれました。

振り返って この日は最終的にゲームは敗れたものの終盤の追い上げはすばらしかったと思います。

最後に意地と成長をみせてくれた子供たちに今後の期待が持てる決勝戦でした。

この経験を秋への糧として更なる成長を期待したいとおもいます。