2019年度兵庫県高等学校アメリカンフットボール秋季大会
第50回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会
  
2019年11月10日  試合会場:神戸王子スタジアム

全国選手権大会2回戦 VS関西大学第一 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

啓明学院

0

3

6

6

15

関大一

6

7

0

0

13

         

 残り時間9秒、選手・監督・コーチ・スタンドの大勢の観客が見守る中、運命の38YDフィールドゴール。果たして結末は⁈

 先週の同志社国際との激戦からわずか1週間、秋季大会全国選手権2回戦VS関大一、三年生にとっては最後の神戸王子スタ

ジアムでの試合となりました。勝利すれば春大会同様、関西ベスト4・全国ベスト8に進出できる大事な一戦です。

1Q、#23大竹のキックオフで試合開始。いきなりロングパスを通され、ゴール前7YDから先制のTDを許してしまう

不安な立ち上がり、PATは失敗で0-61Q終盤、SAINTSディフェンスは#79柏木のロスタックル、#90深尾・#99石井

QBサックが炸裂し、絶好のポジション(敵陣48YD)からの攻撃権を得ます。続いてSAINTSオフェンス、#29福田の6YD

ラン、#12新井→#80三上への12YDパス成功で、敵陣30YDへ。ここで第1Q終了、0-6

 第2Q、#12新井→#22木﨑・#5門山へのパス成功、#22木﨑のジェットスイープなどでFDを重ね、ゴール前2YDまで

進出。しかしここでQBサックを喫し、FGを選択。これを#1本田が22YDFGをきっちりと決め、3-6。続いて自陣9YDから

SAINTSディフェンス、しかしまたもロングパスを通されTD3-13。前半終了間際、ゴール前まで攻め込まれるも相手の

ランプレーを#20佐々木・#24小池のダブルタックルでファンブルを誘い、これを#45小山がカバー、攻守交替。ここで

前半終了、3-13。前半オフェンス・ディフェンス共にいまひとつ波に乗れない時間帯が続きましたが、最後のピンチをナイス

ディフェンスで凌ぎ、10点差で後半を迎えることとなりました。

 第3Q、自陣25YDからの攻撃、ようやくSAINTSオフェンスにエンジンがかかり始めます。#12新井の16YDQBキープ、

12新井→#80三上への10YDパス成功、その後の4thD3、ここでスペシャルプレーが飛び出します。パント隊形から

31狩野へのダイレクトスナップでFDを獲得。そして敵陣35YDから#12新井→#22木﨑への8YDパス、#22木﨑の

ジェットスイープが決まり、最後はエースレシーバー#80三上への20YDTDパスが成功。9-13。後半流れはSAINTSに傾い

てきました。続いてのSAINTSディフェンス、#99石井のロスタックル、#90深尾のQBサックでパントに追い込みます。

ここで第3Q終了、9-13

 第4Q、いよいよ勝負の最終クオーター、自陣23YDからのSAINTSオフェンス、#12新井→#87東への15YDパス、

29福田・#31狩野のナイスゲインで敵陣45YDへ。ここでQBサックを受け大きくロス、勝負の4thD5ギャンブル、

ここは#12新井のQBキープ、20YDのナイスゲインでFD獲得。その後#12新井→#83岡部への10YDパスなどでゴール

10YDまで進出し、#1本田の25YDFG成功、12-13。残り時間5分、今度はSAINTSディフェンスが魅せてくれます。

3thD1の攻撃を#45小山・#23大竹のナイスタックルでストップ、スリーアンドアウトに抑えます。ディフェンスが演出し

てくれた残り時間3分、TDFGで逆転のチャンスです。自陣38YDから、#12新井のQBドロー、#12新井→#18井之上へ

15YDパス、#29福田のナイスランで敵陣21YDへ。

ここで残り時間9秒、運命の38YDフィールドゴール。が見事成功!!15-13逆転!!SAINTSのキッカー・パンターとして

3年間地道に努力し続けた#1本田、プレッシャーのかかる中、素晴らしいキックを見せてくれました。選手達の最後まで

諦めない強い気持ちに心を打たれ、大きな成長を実感できた劇的な勝利でした。

次戦は準々決勝、京都1位の強豪立命館宇治との試合がエキスポフラッシュフィールドで行われます。今後も引続きSAINTS

にたくさんの応援を頂けますよう、よろしくお願いいたします。