2019年度兵庫県高等学校アメリカンフットボール秋季大会
第50回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会
  
2019年11月17日  試合会場:エキスポフラッシュフィールド

全国選手権大会 準々決勝 VS立命館宇治 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

啓明学院

6

7

0

0

13

立命館宇治

0

7

0

19

26

         

 夢のクリスマスボウルまであと2勝。先週の劇的勝利の余韻も残る中、秋季大会全国選手権準々決勝がエキスポフラッシュ

フィールドにて行われました。相手は京都1位、そして昨年の関西チャンピオンの強豪立命館宇治高校です。

 第1Q、#23大竹のキックオフで試合開始。最初のSAINTSディフェンス、相手は意表をついてスペシャル隊形やワイルド

キャット隊形での攻撃を仕掛けてきますが、これを落ち着いて阻止します。何度かFDを許しますが、相手のロングパスを

10岡村が見事インターセプト。右手を負傷しながらも気持ちの入ったナイスディフェンスでした。その後は#1本田のイン

サイド10のナイスパントや#45小山・#68新井らのナイスタックルで相手攻撃を封じ、絶好のポジション敵陣40YDから

の攻撃権を得ます。ここから#29福田のナイスランなどで敵陣20YDまで進出。最後は#12新井→#80三上への20YDTD

パス成功。6-0と先制して第1Q終了。

 第2Q、開始早々相手のラン・パスを織り交ぜた攻撃を止められず、TDを許し6-7と逆転されます。前半残り時間5分、

自陣26YDからのSAINTSオフェンス。#29福田の10YDラン、#12新井→#80三上への10YDパス、#31狩野のナイス

ランなどで敵陣40YDへ。さらに#12新井→#80三上、#87東への10YD15YDパスが成功、終了間際#12新井のQB

ドローが決まりTD。#1本田のPAT成功で、13-7とリードして前半終了。

 第3Q、#25齋藤のナイスタックル、#79柏木のQBサックなどSAINTSディフェンスがなんとか踏ん張り、得点を与え

ません。SAINTSオフェンス陣は#31狩野の14YDナイスラン、#12新井→#85今井への10YDパスなどが成功するも、

相手ディフェンス陣の出足もよく、得点を奪えないまま第3Q終了、13-7

 第4Q、自陣30YDからのSAINTSディフェンス。ここから相手の奇襲が始まります。ノーハドル攻撃やロンリーセンター

隊形からの攻撃を止められず、TDを許してしまいます。PATは失敗、13-13同点とされます。続いて自陣26YDからの

SAINTSオフェンス。#12新井→#80三上への11YDパス成功でFD。しかしここで痛恨のインターセプトを喫し、攻守交替。

その後の自陣20YD地点、相手の4thD2ギャンブル。これを止めれば流れを取り戻すことができる大事な1プレー。相手ラン

プレーをDL陣・LB陣が一丸となって、鋭いタックルを狙いますが惜しくも決まらず、このままTDを許して13-20とされます。

残り時間4分、勝利を信じて最後のSAINTSオフェンス。逆転のTDを狙い、得意のパス攻撃を繰り出しますが、最後は敵陣

奥深くを狙ったロングパスをインターセプトされ攻守交替。そして試合終了間際にもTDを奪われ、13-26で試合終了。

この秋季大会全国選手権において、魂を揺さぶるようなプレーを見せてくれた選手、マネージャー、スタッフ全員に大きな

声援と拍手が送られました。残念ながらSAINTSはこの試合で今シーズンを終えることになりましたが、SAINTSは一歩一歩

確実に成長し、念願であり目標であるのクリスマスボウルに近づいていると感じます。この成長は、2020年新生SAINTS

引き継がれ、先輩たちが成し得なかった夢を必ず実現してくれると信じております。

 またこれらの結果は、櫻間先生をはじめとする先生の皆様・学生コーチの方々のご指導、マネージャーのサポート、チア

リーディング部の皆様とOBOSの方々の応援、そして保護者の皆様の支えとご尽力があったからこそ達成できたものと思って

おります。1年間、本当にありがとうございました。この場を借りまして感謝とお礼を申し上げます。

3年生はこれで引退となります。各々進む道は異なるかもしれませんが、このSAINTSで培った全てを糧に、新たなステージで

躍進してくれると思います。 “燃えろSAINTS 今この時を全力で!”。