2019年度兵庫県高等学校アメリカンフットボール春季大会
第49回関西高等学校アメリカンフットボール選手権大会
  
2019年5月11日  試合会場:神戸王子スタジアム

トーナメント決勝  VS関西学院 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

啓明学院

0

0

0

8

8

関西学院

0

7

13

20

         

 兵庫県1位をかけた意地とプライドの激突、春・兵庫県大会決勝VS関西学院戦が王子スタジアムで行われました。

両スタンドがパープルとブルーに染まり、試合前から緊張感のある雰囲気の中、試合開始を迎えました。

SAINTS19大竹(1年生)のキックオフで始まった第1Q。開始早々SAINTSオフェンス陣が相手の激しい

ラッシュを受け、いきなりQB12新井がサックを受ける不安な立ち上がり。

自慢のSAINTSディフェンス陣は、中央のランプレーは、DL陣#67小山・#68新井・#79柏木らのブロック、

LB陣#3堀江・#90深尾らのナイスタックルで阻止するものの、相手のQBキープや随所でのミドルパスを止められず、

ゲインを許してしまう展開。第1Q、お互い無得点のまま終了。

2QSAINTSオフェンスは相手ディフェンスにランプレーを封じ込まれ、激しいラッシュに#12新井が2度目の

QBサック受け、重量OLが崩されます。単発でのナイスプレーはでるものの、良い流れが続かない苦しい時間帯が

続きます。それでもSAINTSディフェンス陣が1TDに抑え、0-7で前半終了。

3QSAINTSディフェンス陣が魅せます。DB陣#2藤沢の強烈なタックル・#10岡村のQBサック、#79柏木の

パスカットなどでゲインを許さず、相手の4thDギャンブルを#4新井のナイスパスカットで阻止します。

ディフェンス陣が作った流れを生かし、ようやくSAINTSオフェンスが目覚めます。#12新井→#80三上へショート

パス、#80三上のジェットスイープが見事に決まり、初めてFDを獲得。第3Qはお互い無得点で終了。

4Q、自陣10YDから怒涛のSAINTSオフェンスが始まります。#80三上の15YDジェットスイープでFD

29福田の7YDラン、#12新井→#87東への25YDパス成功で敵陣40YDへ。#5門山の6YDラン、#99石井の

20YDビッグゲイン、#12新井→#83岡部への10YDパスなど次々と攻撃が決まり、最後は#29福田がエンドゾーン

左隅へTD。ここでSAINTSは、同点ではなく逆転を狙い2ポイントコンバージョンを選択します。

見事#12新井→#87東へのパスが成功し、逆転!8-7。メインスタンドはこの日最高の盛り上がりを見せます。

残り時間400、このままディフェンス陣で守り切りたいところでしたが、相手QB2回のビッグランを決められ、

得点は8-13。残り時間130SAINTSの選手達は誰1人諦めていません。再逆転を信じ最後のSAINTSオフェンス。

残り1YD4thDギャンブルでしたが惜しくも届かず。その後1TDを許し、8-20で試合終了。

次戦から強豪ひしめく関西大会、初戦は大阪3位の高槻高校。勝利すれば広島県代表崇徳高校、そして準決勝・決勝

へと続きます。直すべき課題を修正し、この敗戦を糧にまた新たな目標に向かって、監督・コーチ・選手一体となり、

今後も戦ってくれるものだと信じております。