Jr.SAINTS

第21回 関西中学アメリカンフットボール選手権 トーナメント1回戦 vs 池田ワイルドボアーズ   

2023年4月30日
試合会場:啓明学院G 15時00分 キックオフ
VS 池田ワイルドボアーズ

チーム 1Q  2Q  3Q  4Q  合計 
啓明学院00077
池田ワイルドボアーズ060612


第21回関西中学アメリカンフットボール選手権大会の1回戦が池田ワイルドボアーズを迎え、啓明学院グラウンドで開催された。天気は快晴で、絶好のフットボール日和の中、キックオフを迎える。

前半は啓明学院のキックオフで試合開始。敵陣41ヤード地点からの池田オフェンスをファーストダウンを更新させずにパントに追い込む。ここで、池田のパントキックを#13永田がブロックし、敵陣25ヤード地点より啓明学院オフェンス開始となった。池田デフェンスのパスインターフェアの反則もあり、ファーストダウンを更新。しかし、敵陣15ヤードからの啓明学院オフェンスは、パスが効果的に決まらず、フィールドゴールを選択した。先取点を取りたかった啓明学院であったが、#13永田の26ヤードFGトライはゴールポストの右に外れ、得点ならず。
続く、敵陣20ヤード地点からの池田オフェンスの攻撃は啓明学院ディフェンスDL#51大江、#58原がナイスタックルで封じ込め、敵陣49ヤードで啓明学院は攻撃権を得た。啓明学院オフェンスは、TE#84西原へのパス、QB#1中山のランでファーストダウン更新。敵陣36ヤードからの1st-10ydsでホールディングの反則で罰退となったが、QB#1中山のスクランブルで前進し、4th-4ydsとなった。啓明学院オフェンスはギャンブルを選択し、RB#0木田にボールを託すもファーストダウン更新まで1ヤード届かず攻守交代となった。
啓明学院は有意なフィールドポジションで試合を展開していたが、敵陣28ヤードからの池田オフェンスに右のオープンランでロングゲインを許した。自陣44ヤードからの池田オフェンスに啓明学院ディフェンスは踏ん張りきれず、オプションピッチを受けたRBに独走され、タッチダウンを奪われた。TFPのキックは失敗し、啓明学院0-6池田。

7飯田のキックオフリターンで試合再開。自陣32ヤードからの啓明学院オフェンスは、QB#1中山からWR#13永田へのパスが要所で決まり、敵陣18ヤードまで攻め込んだ。前半残り52秒での4th-1ydsのギャンブルは、ランプレーを選択するも、ファーストダウン更新できず。攻守交代となるが、池田は時間消費を選択し、前半終了。

後半は啓明学院のキックオフリターンで開始。自陣37ヤードからの啓明学院オフェンスはオプションピッチを受けたRB#10宮原のオープンラン、TE#84西原へのショートパスでファーストダウン更新。50ヤード地点からの攻撃では、パスが決まらず、パントを選択。敵陣34ヤードからの池田オフェンスでロングパスを決められ、自陣35ヤードまで攻め込まれた。ここで啓明学院ディフェンスは踏ん張り、池田オフェンスを4thダウンに追い込む。ギャンブルを選択した池田オフェンスに対してDL#51大江がQBサックのビックプレー。
自陣45ヤードで攻撃権を得た啓明学院オフェンスは、好調WR#13永田へのパスと池田ディフェンスのパスインターフェアの反則でファーストダウン更新。敵陣40ヤードから攻撃では、WR#13へのパスを成功させるもファーストダウン更新できず、4th-1ydsとなった。啓明学院オフェンスはギャンブルを選択。前半は2回ともランプレーでギャンブル失敗だったため、TE#84西原へのショートパスを試みるが池田ディフェンスにパスカットされ、この試合3度目のギャンブルも失敗に終わる。
啓明学院ディフェンスは、気落ちすることなく、敵陣31ヤードからの池田オフェンスにファーストダウンを更新させず、啓明学院は自陣43ヤードより攻撃開始となる。
啓明学院オフェンスの最初のプレーはパス。QB#1中山の投じたパスは池田ディフェンスにパスカットされ、浮いたボールを池田ディフェンスがキャッチし、攻守交代ととなる。50ヤード地点からの池田オフェンスでは、ロングパスを決められ、自陣9ヤードまで攻め込まれる。啓明学院ディフェンスはDL#65加藤のQBサックもあり、4th-13ydsに追い込んだ。池田オフェンスはギャンブルを選択した。左コーナーにパスを決められた。TFPはプレーを選択されたが、啓明学院デフェンスが踏ん張り、失敗に終わった。啓明学院0-12池田。

逆転を狙う啓明学院は自陣13ヤードからのオフェンス。WR#7飯田、TE#84西原のミドルパスが成功して敵陣へ。敵陣35ヤードよりファーストダウン。QBサックを受けるも、WR#17村尾へのパスが成功して陣地を挽回。最後はWR#13永田へのパスが成功し、タッチダウン。TFPのキックも成功した。啓明学院7-12池田。

試合終了まで残り1分50秒。啓明学院の残りタイムアウトは3回。啓明学院のキックオフは、オンサイサイドキックを選択せず、ディフェンスを信じて蹴り込んだ。敵陣27ヤードより池田の攻撃。時間消費のため、ランプレーで攻められるが、啓明学院ディフェンスはタイムアウトを使って時間を止める。3th-6ydsに池田オフェンスが選択したプレーは、中央のランプレー。力及ばずファーストダウンを更新されてしまった。そのまま、時間を消費されて啓明学院7-12池田で試合終了となった。

オフェンスは、ランプレーの精度を上げることが秋シーズン勝利するための必要条件となろう。ギャンブルで確実にファーストダウンを更新したい。パスプレーは、QB#1中山の成長が感じられた。WR陣のキャッチミスがなくなれば、安定したパッシングオフェンスが組み立てられる。
ディフェンスは、要所でのDLの活躍は光ったが、LBのランサポートとDBのパスカバーに課題を残す。
春大会初戦敗退という悔しさをバネに練習に取り組み、Jr.SAINTSの秋シーズンでの飛躍を期待する。