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第12回日本中学トーナメント3回戦 vs 長浜西

日時:2025年11月30日  会場:立命館守山G  対戦校:長浜西中学校

立命館守山中学校グラウンドに心地よい冬の陽射しが差し込む中、啓明学院中学校は長浜西中学校との決勝トーナメント2回戦に臨んだ。キックオフとともに試合が動き出す。最初のシリーズからRB#80山本が見事なランで相手守備を切り裂き、勢いをもたらした。続いてWR#1藤田へ送られたパスがエンドゾーンに吸い込まれ、鮮やかな先制点を奪った。

ディフェンスでもLB#0村上が相手のパスコースを読み切りインターセプトを奪うと、攻撃はそのチャンスを逃さない。RB#9近藤が鋭いステップで走り抜け、追加点につなげた。攻守が噛み合い、試合の流れを一気に掌握していく。その後も啓明学院の守備は相手の中央突破を許さず、LB#80山本やDL#58原、DL#78時永といった面々がランプレーを次々と阻止。パントリターンでは#7西村が鋭い加速で相手カバーチームを置き去りにし、そのままエンドゾーンへ走り抜けた。こうしたプレーが積み重なり、スコアは着実に広がっていく。

 第2クォーターに入ると、RB#10柳澤の力強いランからWR#7西村へのパス、さらにタイトなスペースを突くショートパスなど、攻撃の選択肢が広がっていった。守備陣もLB#16今出のロスタックルや村上のサックなどで相手に前進を許さず、主導権を渡さない。

 第3クォーターでは、WR#37松井への連続キャッチ、WR#1藤田やWR#10柳澤への確実なパスが続き、地上と空中のバランスが取れた攻撃が繰り出される。守備は相手のファンブルを誘い、LB#16今出がエンドゾーン内でQBを捕らえてセーフティを奪うなど、最後まで精度の高いプレーを見せた。

 第4クォーターにはRB#18錨武が力強いランで得点。終盤にはDL#67田渕がこぼれ球を押さえてタッチダウンを決め、ベンチを大きく沸かせた。試合終了の笛が鳴ると、スコアボードには圧巻の75—0が刻まれていた。

甲子園ボウルをかけた大事な1戦。試合開始直後からオフェンス・ディフェンス全てにおいて相手を圧倒した。終わってみると75-0、2年、1年生のプレイも目立ち、来年に向けて楽しみな逸材も次々に躍動した。次はいよいよ甲子園球場での立命館宇治との運命の1戦。1年間暑さにも寒さにも負けず、グランドで鍛え続けてきた。春の王者としての誇りを胸に、思い切り自分たちのフットボールを貫いてほしい。先生、コーチ、チア、そして保護者の皆さん-支えてくれる人たちの万全の体制は整っている。恐れるものは何一つない。ベストコンディションのフルメンバーでこの一戦にすべてをぶつけてほしい。

Rise As One!