Jr.SAINTS

日本選手権決勝 vs オービックシーガルズJr

日時:2026年1月12日  会場:富士通スタジアム川崎

対戦:オービックシーガルズJr(関東代表)

第12回日本中学生アメリカンフットボール選手権トーナメント決勝、日本一を決める一戦が、オービックシーガルズJrを迎え、富士通スタジアム川崎で行われた。晴天のもと、張りつめた空気の中でキックオフを迎えた。

 試合は序盤から互いに譲らぬ展開となった。啓明学院はQB#12早原を中心に、WR#7西村、WR#30高原らへのパスでリズムを作る。一方ディフェンスではLB#80山本、DL#65西本が中央を締め、相手のランを封じ込めた。第2QにはLB#0村上、DL#78時永が立て続けにQBサックを奪い、流れを引き寄せるが、前半終了間際にフィールドゴールを許し、0―3で折り返した。

 第3Q、啓明学院ディフェンスが粘りを見せる。LB#0村上のファンブルリカバー、SF#8早川のパスカットなどで追加点を与えない。攻撃ではQB#12早原が果敢なランで前進し、WR#8早川、TE#0村上らがボールをつなぐが、あと一歩届かず、1点を追う展開のまま最終Qへ突入した。

 迎えた第4Q、啓明学院は自陣から反撃に出る。QB#12早原が放った渾身のロングパスを、WR#7西村が気迫あふれるキャッチ。一気にフィールドの空気を変え、スタジアムをどよめかせるビッグゲインで敵陣へと踏み込んだ。続くシリーズでもランで着実に前進し、ゴール前からの攻撃でQB#12早原が右サイドをキープしてタッチダウンを奪った。TFPも成功し、スコアを7―3と逆転する。

 終盤、オービックシーガルズJrは反撃に出るが、ここで啓明学院ディフェンスが意地を見せる。残り時間が迫る中、4thダウンの場面でDL#80山本が渾身のチャージ。値千金のQBサックを奪取し、この一撃で流れを完全に引き寄せた。最後はニーダウンで時計を進め、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

 最終戦も、誰もが息をのむ見事な逆転勝利だった。相手は本当に強かった。けれど、それ以上に自分たちのチームが強かった。勝敗を決定づけた最後のタッチダウン。仲間たちが必死に相手を食い止め、体を張って道を切り拓き、その中を、キャプテンが想いを背負って走り抜けた。全員で守り、全員でつくり上げた一瞬だった。そのプレーが逆転勝利を呼び込み、歓喜は選手、先生、コーチ、チア、保護者全員へと広がっていった。

 このチームになって春から25戦無敗(公式戦12勝、練習試合12勝1分)。学校史上初となる春秋連覇は、この圧倒的な成績とともに成し遂げられた。春、キャプテンが宣言した言葉は現実となり、有言実行で頂点に立った。試合終了の瞬間、これまでの努力、悔しさ、苦しさがすべて報われ、喜びを分かち合う姿に胸が熱くなった。ここまで来られたのは、選手たちだけの力ではない。日々寄り添い、導き続けてくださった先生、コーチの支え、そしてセインツの先輩たちから受け継いできた想いと伝統が、このチームを強くしてくれた。先生方、保護者の皆さま、チアのみなさんの温かい応援、ほんとうにありがとうございました。トーナメント終盤にかけては心を震わせる、忘れることのできない感動の逆転勝利の連続。最高の仲間と、最高のチームで戦い抜いた選手たち、本当にありがとう、啓明学院タッチフットボール部、完全制覇、日本一おめでとう!!