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2023年 日本中学生選手権予選 vs 高槻中

2023年10月22日 16:30 キックオフ 
試合会場:啓明学院学院グランド
対戦校:高槻中

1Q2Q3Q4Q合計
啓明学院2120014
高槻中00000

第10回日本中学生アメリカンフットボール選手権予選リーグCブロックの2戦目の相手は高槻中学。啓明学院グラウンドでの試合となった。

前半は啓明学院のキックオフで試合開始。
敵陣25ヤードからの高槻オフェンスをDL#51大江、#58原、#77福西らがロスタックを連発し、ファーストダウンを更新させずにパントに追い込む。
敵陣47ヤードから啓明学院オフェンスの攻撃となった。QB#1中山のスクランブルで前進するも、ラン、パス共に不発でファーストダウンを更新できず。#13永田の飛距離のあるパントにより敵陣9ヤードで攻守交替となった。
高槻の中央のランプレーは啓明学院のDL陣が立ちはだかり、オープンランではLB#10宮原がロスタックルを見舞う。4th longでパントとなる。高槻のスナップがオーバーし、セーフティで2点を獲得した。
啓明学院2-0高槻。
セーフティ後の高槻のキックオフでは#0木田がナイスリターン。敵陣42ヤードからの啓明学院オフェンスとなった。しかし、RB#0木田、#24石田のランが不発。タッチダウンを狙った3rdダウンでのパスは、WR陣とのタイミングが合わず、やむなくQB#1中山がスクランブルするも、ファーストダウンの更新はできなかった。
敵陣12ヤードからの高槻オフェンスをLB#24石田の速い上がりで前進を許さない。
敵陣41ヤードで再び攻撃権得た啓明学院オフェンスは、RB#0木田の左のパワープレーで5ヤード前進すると、次プレーでQB#1中山がフリーになったWR#13永田にロングパスを成功させ、タッチダウン。
TFPのキックはスナップが乱れ、失敗。啓明学院8-0高槻。
敵陣30ヤードからの高槻オフェンスに啓明学院ディフェンスはプレッシャーをかけ続け、ファーストダウンを更新させない。パントリターン中に反則があり、自陣40ヤードからの啓明学院オフェンスは、QB#1中山からWR#17村尾へのパスが連続で成功。敵陣8ヤードまで一気に攻め込む。RB#0木田の中央3連続のランプレーでタッチダウン。TFPのキックは右に外れた。啓明学院14-0高槻。
その後、高槻オフェンスは時間を消費し、前半終了。

後半は啓明学院のキックオフレシーブで開始。高槻のキックがショートし、自陣48ヤードからのファーストダウン。#24の中央突破で前進するも、ファーストダウン更新できず。
敵陣20ヤードからの高槻オフェンスに対して、啓明学院は変わらず堅実なディフェンスを展開。ファーストダウンを更新させず。
敵陣30ヤードからの啓明学院オフェンスは、パスでプレッシャーを受けたQB#1中山がスクランブルでファーストダウンを更新する。しかし、敵陣5ヤードからのオフェンスが振るわない。反則で大きく罰退し、起死回生のタッチダウンパスもWRがキャッチミス。反則やミスが起こると、得点はできない。
敵陣23ヤードで攻守交替となった。
啓明学院ディフェンスは、敵陣23ヤードからの高槻オフェンスを前進させず、パントに追い込む。パント時に反則が発生してしまう。ラフィングザキッカーで15ヤード罰退。この試合初めてのファーストダウン更新を許す。しかし、啓明学院ディフェンスはDL#77福西のQBサックで高槻にいきかけた流れを断ち切った。
自陣41ヤードからの啓明学院オフェンスは、パスを試みるもファーストダウンを更新できない。敵陣23ヤードからの高槻オフェンスは、強固な啓明学院ディフェンスが前進させない。膠着状態が続く。
敵陣37ヤードからの啓明学院オフェンスは、TE#84西原、WR#17村尾へのパスを成功させ、ファーストダウン更新。敵陣23ヤードからの攻撃でキャッチミス、コントロールミスが続き、得点できずに攻守交替となった。
高槻オフェンスの最後の攻撃も、啓明学院の強力DL陣が連続QBサック。ラストプレーは投じられたパスをDB#88田中がナイスカット。
後半は両チームとも得点できずに試合終了となった。

オフェンスの課題が浮き彫りとなった試合であった。
パスプロテクションが維持できずにQBが逃げ回るシーンを何度も見た。また、DLからのプレッシャーを受けていると思ってしまい、QBが不必要に逃げてしまっているシーンも散見された。ディフェンスから受けるプレッシャーの中で我慢してパスターゲットを探し、パスの精度アップを図っていきたい。
また、レシーバー陣のキャッチング技術の向上は、勝ち進んでいく上では必要。ランプレーに関しては、ほぼノーゲインで終わってしまった。タッチフットならではの難しさはあるが、OLがしつこくブロックすることを意識して取り組んでほしい。
ディフェンスは、パント以外ではファーストダウンを更新させず、完璧であった。DLのプレッシャーが強固で、それによりLBが動きやすくなっている。DB陣も楽にパスカバーできる状況を生んでいる。点を与えなければ必ず勝てるので、次戦も完封で試合を終わらせてほしい。