日時：2025年4月27日 会場：啓明学院G 対戦：京都ベアーズ
春の陽光の下、啓明学院の春リーグ初戦が啓明学院第一グラウンドにて幕を開けた。相手は伝統の京都ベアーズ。緊張感漂う中でのキックオフ、まず試合を掌握したのはディフェンス陣だった。LB村上やCB山田、DL西本らが的確なタックルで相手の出鼻をくじき、初回攻撃を完封。ベアーズに主導権を渡さなかった。
その直後、オフェンスが火を噴く。QB早原からのオプションピッチを受けたRB山本が左サイドを一気に駆け抜け、先制のタッチダウン。さらにCB西村のインターセプトも飛び出し、守備が再び攻撃のリズムを生み出す。
後半、勝利への鍵を握ったのは、QB早原のスクランブルだった。中央を力強く突破してタッチダウン。さらにWR西村や村上とのパスも冴え、確実に追加点を重ねる。プレッシャーの中でも冷静な判断を見せたQBの存在感は絶大だった。
終盤も啓明の集中力は衰えず、DB早川や今井、LB山本が相手のランを寸断。今井は啓明のキックしたボールに鋭くチャージしボールを奪取。最後の最後までディフェンスが無失点を守り抜いた。
試合は35対0の圧勝。だがこの勝利は、オフェンスの爆発力だけでなく、ディフェンスの執念と全員の一体感が生み出した結晶だった。無失点完封という最高の形で、新たな戦いへの第一歩を踏み出した。宿敵・立命館宇治との次戦に向け、啓明の挑戦は続く。
