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2023年 日本中学生選手権 1回戦 vs 同志社国際

2023年10月29日 15:00 キックオフ 
試合会場:関西学院第3フィールド
対戦校:同志社国際中学

1Q2Q3Q4Q合計
啓明学院00077
同志社国際00606

第10回日本中学生アメリカンフットボール選手権決勝トーナメント1回戦の相手は同志社国際中学。関西学院第3フィールドでの試合となった。

 前半は啓明学院のキックオフで試合開始。キックがライナーとなり、同志社国際のフロント選手がキャッチできず、敵陣48ヤードからの啓明学院が攻撃権を得た。
啓明学院オフェンスは、RB#0木田へのスイングパス、ショートパスが連続して成功し、ファーストダウンを更新し、敵陣34ヤードまで攻め込む。しかし、QB#1中山がリズムを掴むべくTE#84西原に投じたショートパスをインターセプトされてしまう。リターンされ、50ヤード地点で攻守交替となった。ここで啓明学院ディフェンスが踏ん張りを見せる。同志社国際のRBにオープンのランでゲインを許すが、オフェンスの反則にも助けられファーストダウン更新を許さない。
自陣30ヤードからの啓明学院オフェンスは、パスを試みるが、同志社国際DLにQBサックされてしまう。パスを投じるもプレッシャーを受ける中でコントロールが定まらず、失敗に終わる。パントも敵陣までは蹴り込めず、自陣45ヤードで攻守交替となった。
同志社国際オフェンスを3rdダウンまで追い込むが、RBの右オープンのランでファーストダウン更新を許す。再びRBの右オープンのランで攻め込まれたが、同志社国際にホールディングの反則が発生し、陣地を挽回。その後は、DL#58原のロスタックル、DL#63西川のQBサックで前進を許さず、パントに追い込む。
自陣20ヤードからの啓明学院オフェンスは、WR#13永田へのショートパス、QB#1中山のスクランブルでファーストダウンを更新。自陣35ヤードからの攻撃では、QB#1中山のオプションキープ、スクランブルで再びファーストダウンを更新。敵陣49ヤードからの攻撃は、パスで前進を試みるが、ファーストダウン更新ならず。パントもショートしてしまい、敵陣41ヤードで攻守交替となった。
同志社国際オフェンスRBの右オープンのランでゲインを許すが、オープンからのブリッツでLB#10宮原がQBサック。#10宮原はそのままパントリターナーとしてフィールドに残り、ナイスリターンで敵陣45ヤードでの攻守交替となった。
啓明学院オフェンスは、RBへのピッチミスでロスすると、その後のパスも成功せずパントとなる。好パントにより敵陣20ヤードで攻守交替となった。啓明学院ディフェンスは、同志社国際の連続したランプレーをすべて封じ、敵陣46ヤード地点で攻撃権を得た。
2ミニッツに入り、パス失敗が続く中、4thダウンでQB#1中山のスクランブルでファーストダウンを更新するが、最後はQBサックされてしまい、得点できないまま前半を終える。啓明学院0-0同志社国際。
啓明学院オフェンスは、同志社国際ディフェンスにスタンツ、ブリッツに対応できず、QBがプレッシャーを受ける場面が多々あった。啓明学院ディフェンスは右サイドのランプレーで前進を許している。チームとして、対策をきちんと行い、後半に臨みたい。

後半は啓明学院のキックオフレシーブで開始。
自陣34ヤードからの啓明学院オフェンスは、ランパス共にかみ合わず、ファーストダウンせぬまま、パントとなる。
敵陣39ヤードからの同志社国際オフェンスは、LBとDBのゾーンに切れ目に長身WR#13へパスを通し、大きく前進。その後も、RBの左カウンタープレー、QBランでファーストダウンを更新される。自陣29ヤードでDL#65加藤がQBサックするが、再び同志社国際WR#13にパスを通され、自陣6ヤードまで攻め込まれてしまう。同志社国際オフェンスは、RBへのトスミスでロスする。啓明学院ディフェンスは、その後のパスを封じ込め、得点を与えず自陣21ヤードで攻守交替となる。
啓明学院オフェンスは、WR#13永田へのパスでファーストダウン更新。その後は、攻撃続かず、4thダウンパントとなる。#13永田のパントを同志社国際がブロック。そのまま、ダッチダウンされてしまう。TFPのキックは外れた。啓明学院0-6同志社国際。
同志社国際のキックオフにより啓明学院オフェンスは自陣32ヤードからの攻撃となった。WR#7飯田、WR#13永田へのパスが成功し、ファーストダウンを更新し、OL#65加藤のナイスブロックでRB#0木田が左オープンを駆け上がり、TE#84西原へのパス成功でファースダウンを更新。敵陣37ヤードからの攻撃では、WR#13永田へのパスが連続して成功し、RB#0木田の個人技のラン、QB#1中山のスクランブルで連続してファーストダウンを更新した。敵陣10ヤードよりQB#1中山がTE#84西原にタッチダウンパスを成功させ、同点に追いつく。前試合では失敗があったTFPのキックは、問題なく成功し、逆転となった。啓明学院7-6同志社国際。
同志社国際オフェンスは自陣37ヤードからの攻撃となるが、啓明学院ディフェンスのプレッシャーからホールディングの反則で罰退。啓明学院ディフェンスがプレッシャーをかけ続けたことで、同志社オフェンスはスクリーンパスを試みるもLB#24石田が素早い上がりで前進させない。3rdダウンでのリバースプレーも素早い集まりでロスタックル、4thダウンでのQBランもファーストダウンは更新させず、敵陣40ヤードで攻守交替となった。
残り時間4分を切って、ファーストダウンを2回更新すれば勝利できるため、啓明学院オフェンスにとっては大切なシリーズとなる。QB#1中山のオプションキープはフィールド内でボールデッドになるが、ホールディングの反則で罰退。しかし、その後のプレーで再びRBのランプレーフェイクからのQBランでファーストダウン更新となった。アウトオブバウンズでのファーストダウン更新であったため、時間が止まってしまった。その後の攻撃で、RB#0木田の連続ランプレーで時間は流れたが、3rdダウンでの#0木田のランは前進するも、アウトオブバウンズとなって時間が止まる。敵陣17ヤードでの4thダウン2ヤードは、得点差を考慮して、FGを狙わず、プレーを選択。RB#0木田のランでファーストダウンを試みるも、3ヤードロス。時間は残ってしまったが、フィールドポジションでは優位に立つ状態で攻守交替となった。
同志社国際オフェンスでは右サイドのヒッチパスをLB#10宮原が素早い上がりで止め、4thダウンではDL#65加藤のQBサックで攻守交替となった。
最後の啓明学院オフェンスは、ニーダウンを選択し、試合終了。

啓明学院7-6同志社国際。

啓明学院のOLが同志社国際のスタッツ、ブリッツに最後まで苦戦してしまった。また、同志社国際の大型OLにラン、パスともに啓明学院DLが処理される場面が多々あったことで、ディフェンスにとっても苦しい状況を生み出してしまった。攻守ライン陣の技量アップが、次戦以降の勝利に大きく影響する。4週間での更なる成長を期待したい。